11月5日「津波防災の日」を記念して、安倍総理、河野防災大臣が専門家と津波防災について語るトークイベント「津波防災トーク in 丸の内」を東京丸ビルMARUCUBEにて開催いたしました。
当日は、多忙な公務日程を縫って、安倍晋三内閣総理大臣、河野太郎内閣府特命担当大臣(防災)が出席し、津波防災の専門家である今村文彦東北大学教授と、津波防災について語り合いました。
11月5日が「津波防災の日」として制定された背景として、その由来となった1854年安政南海大地震が発生した際の「稲むらの火」の逸話や、東日本大震災での津波の被害により多数の尊い命が失われたことを受け、津波による被害を最小限にするために、法律で定められたことといった経緯が紹介されました。
ふなっしーやくまモン、ちっちゃいおっさんが分かり易く、津波防災について教えてくれる啓発動画(90秒版)を上映。
あらかじめ自宅や職場付近の避難場所について確認、家族としっかり話し合い、共有した上で、津波が発生した際には、各自が自らの命を守るために全力を尽くして避難、津波の恐れがなくなってから家族と落ち合うということが重要なので、皆様もご家族で確認や話し合いをお願いいたします。
河野大臣からは、こうした適切な避難行動の定着に向けて「津波防災ひろめ隊」を結成、その啓発に取り組んでいること、また「津波防災の日」近辺に各地で津波避難訓練を実施していること、こうした情報を「津波防災特設サイト」に掲載していることなどを紹介いたしました。
安倍総理は「津波から命を守るために大切なことは、大きな地震が起こったら、御家族が、自分と同じ行動をとっていることを信じて、直ちに高いところに避難すること。そのためには、日頃から津波が発生した場合の行動や避難場所について家族で話し合っておくことが重要」と述べた上で、正しい知識を身に付けることが大切であり、「津波防災の日」を機に津波防災について考え、命を守る行動の備えを訴えました。
また、津波の脅威は日本のみならず、2004年スマトラ沖地震による津波など世界各地で甚大な被害をもたらしている現状を鑑み、安倍総理は「本年3月に国連防災世界会議を開催し、向こう4年間で40億ドルの国際的な支援、4万人の人材育成を行うこと(『仙台防災イニシアティブ』)を発表、防災の分野で国際協力を行っていくことを世界に約束」したこととあわせ、「世界中で一人でも多くの人を津波の被害から救うために、11月5日を『世界津波の日』として制定されるよう働きかけたい」と抱負を述べました。
トークセッションの後半では、大臣から、全国で「津波防災ひろめ隊」による普啓発活動が行われていることが紹介されました。
会場にはふなっしーやくまモンなどコアメンバーの5キャラクターも駆けつけ、「津波防災ひろめ隊」としての活動を報告し、安倍総理、河野大臣、今村教授とともに「津波避難ポーズ」を行い、会場を沸かせました。
安倍総理、河野大臣ご退席後は、イベント第2部として「津波防災ひろめ隊」の新メンバー紹介を行いました。
全国各地で続々と増えている、「津波防災ひろめ隊」メンバーの紹介を行いながら、会場に直接来てもらった、ガチャピンとムック(beポンキッキーズ キャラクター)、マルケン(丸の内検定イメージキャラクター)、ゴーちゃん(テレビ朝日マスコットキャラクター)を新たな「津波防災ひろめ隊」メンバーとして迎え入れ、新キャラクターを含めた、総勢9キャラクターで「津波避難ポーズ」を披露しました。
最後には、コアメンバーを代表してふなっしー、新メンバーを代表してガチャピンとムックから、これからも「津波防災ひろめ隊」として普及啓発活動を行っていくことを述べ、イベントを締めくくりました。